メーカー仕入れから始めるせどり入門~上流仕入れの9つのメリット~
カメラ転売で脱サラ8年目のサトシです。
サトシ
この記事にたどり着いたあなたはおそらく、せどり中級から今のビジネスモデルに
不安を感じてこの記事にたどり着いたと思います。
このせどりとか転売ビジネスで不安を感じる理由は
- ・アカウント関係
- ・資金面
- ・社会的信用
主にこの3つかな?と思います
これは私も感じ、それを解消するために様々投資して頑張って
メーカー仕入れを始めました。
結果、上流仕入れをすることで、悩みはずいぶん解決できることと感じましたが
多くの人はメーカー仕入れがなんとなく良いことはわかっていても
なんだか腰が重いですよね?
その気持ちはよくわかります(笑)
普通に買って横流しする転売は簡単ですけど
仕入れのためにメーカーに連絡して
契約や審査があると思うと気が引けてしまいますよね?
それでも、結果、これから数十年あなたがこの業界で稼いで行きたいなら
メーカー開拓は絶対にやるべきです。
じゃなきゃ、事業開始数年で廃業することになりかねません。
ここからあなたがメーカー仕入れで得られるメリットについてお伝えします。
目次
メーカー仕入れのメリット
最安値で仕入れ可能
上の画像のように商品の流れに応じて上流から流れ下流に行くほど
卸、問屋、小売店などの利益が上乗せされて高くなります。
通常のせどりや転売は高くなった下流からの仕入れなので
必然的に仕入れ値が高くなります。
私が提唱するというか、本来の物販ビジネスというものは
あなた自身が「小売店」のポジションで安定安値仕入れをするものです。
安定した仕入れが可能
せどりなどの転売ビジネスは!やればわかりますが、安定した仕入れが不可能です。
常に安いセール品を「遠征」してまで探し回る必要があります。
今日見つけた激安商品は明日にはないわけで、もう繰り返しの利益を生みだせません。
これこそが「せどりで挫折」する最大の原因ですが
通常の物販で小売店は遠征するはずもなく
必要なものを電話やFAX、メール等で発注するだけで
繰り返し仕入れ可能になるので、時間的にも労力的にも無駄なく収益を産むことが可能です。
Amazonアカウント垢バンリスクが低い
近年、Amazonでは規制強化や真贋調査などが厳しくなり
転売品を販売するセラーはアカウント凍結や閉鎖が相次いでいます。
これは元々Amazonの販売がオープンに開かれた市場だったことから
偽物や粗悪品を販売するセラーの温床になった問題や
ついには、アメリカ政府から「偽物販売で悪質な市場」と認定される事態になっていますが
市場健全のためにもAmazonはセラーに対し厳しく監視、規制強化する必要があり
正規の商流からの仕入れではないアカウントに対し厳しい制裁を科しており
その流れは日々、強化されるわけですから
せどらーや転売ヤーが消えていくのは当然の流れと言えます。
【ワシントン=鳳山太成】米通商代表部(USTR)は29日、偽物などを取り扱う「悪質な市場」をリスト化した年次報告書を発表した。米アマゾン・ドット・コムが英国やドイツなど5カ国で運営する通販サイトを初めて悪質市場に認定した。中国など外国企業の通販サイトなどを名指ししてきた報告書で、米国の大手企業を批判するのは異例だ。
指定したのは英独に加え、フランス、カナダ、インドのアマゾン。これらのサイトでは「実際の販売会社に関する情報があいまいで消費者が特定するのが難しい」と指摘した。アマゾンの審査が緩いため誰でも簡単にサイト上で販売できたり、商標権を持つ企業が偽物を削除するよう求めても時間や手間がかかったりする点も問題視した。
米アパレル・フットウエア協会は29日に歓迎する声明を出した。同協会は有名ブランドの偽物を排除する仕組みが不十分だとして、アマゾンの5カ国のサイトを悪質市場に指定するようUSTRに求めていた。アマゾン側は偽物対策を強化していると主張している。
報告書は中国の通販最大手アリババのサイトなども引き続き悪質市場に指定し、改善を求めた。USTR高官は29日の電話会見で「米国企業も含めてオンライン通販の問題に対処していく」と述べ、調査対象を広げていく方針を示した。引用:日本経済新聞
商品品質が保証されている
せどりや転売をしている人は、ヤフオクやメルカリなどの
どこの誰かもわからない個人から商品の品質保証もないものを仕入れていますよね。
故障や不具合はもちろん、上記のように偽物。コピー商品である可能性もあるわけです。
万が一、そのような商品を仕入れて販売してしまえば、アカウントにキズが付くばかりか
逮捕や訴訟のリスクもあります。
ですがメーカーから仕入れるということは当然偽物でもないし
不良品の確率もぐんと減ります。
万が一の不良や故障の際は保証も返品も可能です。
お客様からのクレームがあった場合でも怖くないですよね。
価格競争に巻き込まれない
基本的にAmazonでの販売は価格競争が起こる仕組みになっています。
仮に「A」という商品の販売者が100人いた場合でも
一つのページに全員で出品し、一つのカート(レジ)を争うわけですが
そのカート取得には最安値であることが重要で
自分の商品を販売するためには最安値で販売する必要があります。
例えるならマクドナルド100店舗が集まり、買うためのレジが1台しかない
そのレジに立つ資格を得るために同じマクドナルドなのに最安値にしなくちゃいけない
また、100回に1回しか順番が回ってこない!
というカオスな状態がAmazonでの販売なのです。
最安値にしなくちゃ売れないけれども、末端小売店で仕入れをするせどらーと
メーカーから仕入れをするセラーでは
そもそもの仕入れ価格が違うので、せどらーでは下げれる限界が生まれます。
仮にせどらーが3000円仕入れて
あなたがメーカー仕入れで1500円で仕入れていた場合
せどらーは売価を3000円以下にすると赤字になるので極力3000円以下にしたくないはずです。
でもあなただけ1500円で仕入れているので2900円で販売しても利益を大きく出すことが可能です
つまり勝負は最初からついてるのです
独占市場にできる
上記に関して補足になりますが
そもそもせどらーとメーカー仕入れしてる人では仕入れ金額が違います。
当然、勝負になりませんから
儲からないとなればせどらーはその商品を扱わなくなります。
つまりメーカー仕入れしてる人の一人独占市場にしやすいのです。
またメーカーと関係を築いておくことで「独占販売権」を獲得することも可能です。
例えばAmazonで販売できるのはあなただけ、とか
限定3社のみ。と言った感じの交渉のテーブルに着くことができます。
そのためにもいち早く、メーカーとの取引をはじめ実績を作る必要があり
他社がその権利を獲得してしまえば、あなたの座席がなくなるわけです。
また、Amazonだけを販路に固定すると、あなたはすでにかなりの後発です。
ですが、販路をebayや東南アジアなど多岐に拡げるとどうでしょうか?
せどらーはAmazonありきの人が多いので
ebayや東南アジア展開してる人なんて
数えるほどしかいないです。
その中で、転売品ではなくメーカー仕入れをしてる人はさらにごく少数。(ゼロに近い)
競争相手が少ないのであなただけの独占権利を獲得することも可能になってきます。
そのためにもモタモタしてる時間はありません。
仕入れ値がさらに下がる
一言にメーカー仕入れ
と言っても、メーカーが提示する卸値は相手を見て付けるので
バラバラなのです。
ですが、あなたが真面目に商売し信頼関係を築くことで
仕入れ値をさらに下げる交渉も可能になります。
その際に仕入れ量(ロット)を増やすことも有力な武器になりますが
販路をAmazonだけに限定した場合は売れる量が変わるわけではないので
ロットを上げる=在庫リスク が増えるわけですが
販路を複数持つことで、ロットを上げても無理なく販売でき
さらに仕入れ値が下がることでセールなどのプロモーションも打てるので
さらに売れる量が増える、利益が増える!という好循環になります。
オリジナルブランド・OEM展開
せどりの業界では数年前から「中国OEM」も流行りだしました。
Amazonを見れば少しだけタイトルと写真を変えただけの同じ商品が大量にあり、
結局、差別化出来ているのは価格競争とサクラレビューの評価数
Amazonに支払う広告費での差別化です。
結果として日本人の中国でのOEMより
本場中国人のメーカーが直接日本のAmazonで安く販売しているので
日本人がOEMしている意味がまったくありません(笑)
でも中国OEMではなく、国内メーカーのOEMならどうでしょうか?
せどり業界でやってる人は皆無ですし、日本製であれば海外輸出にも強い武器になります。
またAmazonで売るだけでなく視野を広く持つことで
仕入れる側から卸す側になることも可能です。
あなたは自分のオリジナルブランドが
日本中の世界中の店舗で販売されたらうれしくないですか?
ここを目指すと1取引で数億円の売上
ということも現実になってきます。
社会的信用
あなたは自分の職業を子供や親せき、
異業種交流会などで、胸を張って言えますか?
私は会社員を辞めて、カメラ転売をしたとき
当時小学生の娘にこう言われました。
「パパの仕事、ヤフオクなん?」
娘は高学年になるにつれて学校で
親の仕事について友達と話す機会が増えたようですが
「パパの仕事がヤフオクって恥ずかしくて言えない」
と母親にこぼしていたようです・・・
周りの子供の親は
・不動産会社経営
・モデル事務所経営
・教師
・医者
・飲食店経営
が多かったのです。
そんなこともあってから私は月収という稼ぎだけじゃなく
社会的地位、肩書
も気になるようになったのですが
完全に個人的意見ですが
「転売ヤー・せどらー」
という肩書はかなりサブいです。
セミナーなどで名刺交換すると
似顔絵イラスト入りで
「家電せどらー○○」
みたいな名刺を出される方おられるのですが・・・
公務員、会社員を経験し商社とも取引経験がある私として
「この人大丈夫かな?」
と正直、感覚を疑いますね。
正規の商流メーカー仕入れで物販を行う人は
せどらー、転売ヤーではなく
物販事業
貿易商
通販事業
という肩書になります。
あなたはどっちがいいですか?
どうせ似たようなことをビジネスにするのであれば
肩書にもこだわった方が家族に迷惑をかけなくて済みます。
まとめ
上流仕入れのメリットを9つ挙げてみましたがいかがでしたでしょうか?
転売と違い、ハードルが高いのは事実です。
ただ、飛べないハードルではないですし
飛べたときのメリットは通常の単純転売では味わえない物ばかりです。
ぜひ、メーカー仕入れも視野にいれて事業を拡大してくださいね。